ベビースターラーメンの誕生秘話や、なるほどトリビアをご紹介します。知れば知るほど深い味わいに!?
1950年代当時、当社では即席めんを天日干しで製造していました。 その過程で出てしまう麺のかけらを見た創業者(故・松田由雄)は「もったいない」と思い、集めた麺のかけらをアレンジして、おやつとして従業員に配っていました。
そのおやつが評判となり、従業員や話を聞いた近所の方々が次から次へとその麺のかけらを欲しがるようになると、製造中にこぼれた分だけでは足りなくなりました。
「こんなに人気があるのなら、いっそのこと商品として売ってみよう!」と考えたのが商品誕生のきっかけです。偶然から生まれたアイディアですが、お湯を入れて食べておいしい麺と、そのまま食べておいしい麺とは別物です。 最適な味や食感を実現するため、材料の配合、麺の太さ・長さ、味のつけ方などに試行錯誤を繰り返して商品が完成し、1959年に発売となりました。
ベビースターはお客様に育まれ、常に進化をしてきました。
「ポロポロとこぼれて食べにくい」というお客様の声から、麺の幅を広げて食べやすくした「ドデカイラーメン」が生まれ、ひとくちサイズにギュッと固めた「ラーメン丸」が誕生しました。
そして、ビールとベビースターを持ってレジに並ぶ男性の姿をヒントに、ピリ辛のベビースターとピーナッツを組み合わせた「ラーメンおつまみ」が誕生。
時代とお客様、それぞれに育まれて、ベビースターは進化し続けていきます。
1959年発売時の商品名「ベビーラーメン」は“こども向けの小さいかけらのラーメン”ということでつけました。1973年には子供たちのおやつの中で一番になるように、という願いを込め、商品名に「スター」をつけ加えました。「ベビースターラーメン」というおなじみの名前はこうして誕生したのです。
「ベビースターラーメンミニ(チキン味)」に入っている麺を一本につなげると、なんとおよそ6mもの長さになります。
※ 実際に測った結果の例であり、製造する際に長さを測って袋に入れているわけではありません。
ベビースターラーメンを作っている久居工場では、「ベビースターラーメンミニ(チキン味)」を、
1日あたり、およそ200万袋も作ることができます。
200万袋とは…
中身の重さにすると約42トン。オーストラリアに生息する笑顔のキュートなクアッカワラビー 約100,000匹分に相当します。
袋を縦に並べると約280kmの長さとなります。宇宙に行けます。
麺を1本につなげると約12000kmの長さ。日本からカリブ海に浮かぶキューバまで行けます。